まだまだ

今日TVで難病と共に戦いながら前向きに生きる人たちの特集番組をやっていたのでつい見てしまった。あの新庄が司会だったので何でなんだろうというのもありましたが。
そしたらそこに出てくる人たちは子どもたちがほとんどだったけど、本当に私たちが知らない難病で治療法もまだなくて、そして長く生きられるかどうかもわからないという病気ばかりだった。小さい子は自分の病気が治ると信じて本当に夢をたくさん持っていたし、ある程度の年齢の人たちはいかに自分がこの病気と向き合って生きるかをちゃんとわかっていた。そしてあの番組に取り上げられていた人たち全員に共通したのが「くったくのない笑顔」みんな病気なのは嫌だけど、でも毎日一生懸命に生きて幸せを感じている。明日も頑張るよみたいな誇らしげな顔ばかりでした。実は昨日も別の番組で全盲の夫婦が子どもを作ってちゃんとふたりで生活しているという特集をやっていてそれにもびっくりしたんです。

最初TVを見始めたときは「こんな大変な病気があるんだ」という気持ちだったんだけど、結局最後に感じた気持ちは「自分も毎日笑顔で一生懸命前向きに生きているつもりだけれど、仕事が嫌だとか、しんどいとかあれが嫌だとか日々の不満を常に(特に家族に)ぶつけてばかりで贅沢だなあと。なぜか私の周りは難病持ちの友達が多いですが、私はこうして毎日働かせていただいて、美味しいご飯と楽しい会話とそして好きなことが出来て生かせて頂いていることに本当に感謝してもっともっと今より精進しないと罰が当たるという気持ちでいっぱいになりました。私の足が曲がってようが転ぼうがそんなことは全くたいしたことがないのにそういうのにちょっと甘えているときがあるので反省した次第です。それにしても新庄選手の引退の本当の理由が目が見えなくなって動体視力がなくなってきたからという話には本当にびっくりしました。

まさか2時間ずっとTVを見ることになるとは思わなかったけど、自分の糧になったからいいことにします。