念願の餘部

kurotam2006-11-04


昨日友達と一緒に一泊旅行に行ってきました。場所は念願の餘部。来年春に鉄橋のは架け替え工事が始まるのでその前にどうしても自分の目で鉄橋が見てみたかったのです。餘部に行くだけでは単なる鉄女の自己満足になるので、香住で一泊してかにと温泉も堪能してきました。
餘部兵庫県ではありますが、もう鳥取の方が近いぐらいで京都から行くにも特急を2回乗り換え、さらに普通に揺られるという長旅でした。とてもおかしかったことが、行きの京都駅のキヨスクで会社の同僚とバッタリ出くわしました。その方たちは行き先は城崎温泉。つまり途中までは一緒の道で私たちはまだその先でした。会社でその方たちが城崎の話をしていたので、私は似たようなところに行く人がいるわと思っていたのですが、まさか同じ電車とは!!

餘部までは京都から約4時間。行きは友達とかなりしゃべっていたのですぐに着きました。私は城崎から普通列車に乗り換えたのですが、途中の香住でツアーの札をつけたおばちゃん団体がどっさり乗ってきて、2両しかないワンマンカーが満員。私は本当に降りれるのかどうか心配だったのですが、なんとその人たちはみんな私と同じ餘部で降りたのです!!
餘部駅は通常は無人駅。切符を購入する機械もありません。それなのに行ってみたら駅のすぐ横の撮影用の展望台はツアー客と本格的なカメラを持った人で満員。ホームにも人があふれかえっていました。さらに通常は無人駅なのに駅員さんが二人ホームに机を置き、餘部記念のオレンジカード(JスルーカードでもICOCAカードでもないところがポイント)を販売していました。そしてやっぱり私も購入。写真は雪のブルーとレインでした。つまり帰りの切符も駅員さんに言えば発行してくれました。通常はとても静かな駅が鉄橋のせいでものすごく観光スポットになっていました。

私はホームからと鉄橋の下から写真を撮りました。本当は上にも行ってみたかったけど、本当に人が多すぎたのと足元もかなり危なかったので安全のため展望台には上がらず、とにかく鉄橋を降りて下から見上げました。下に降りると20年前に起きた餘部鉄橋電車転落事故の慰霊碑もちゃんと立てられていて、ここに来たのならとにかくお参りをとそれだけはしてきました。
帰りの電車まで2時間ぐらい時間があったので喫茶店で遅いランチを食べて時間を過ごしました。帰りの普通電車も香住までは満員状態。なんだか地元の人にはものすごく申し訳ない気持ちで一杯になりました。

昨日は香住の民宿に泊まりました。温泉とかに懐石をいただきとても堪能しました。かには本当に量が多くて食べ切れませんでした。温泉も24時間入れたので夜と朝と2度行きました。
写真はその夕食の一部。釜飯と刺身と天ぷら。実は後で写真を見たらやっぱり鉄橋の写真より食べ物の方が上手に撮れていた・・・・だって鉄橋は人が多すぎなんだもん!!
   
今日は円山応挙が描いた襖絵が有名な大乗寺に行ってきました。重要文化財に指定されているそうで、ガイドさんの説明がちゃんとあってとても見られて良かったです。さらにそこのお寺のところでしか売っていない大変美味なかりんとうも購入しとても良いお土産ができました。
さらに香住港の観光遊覧船「かすみ丸」にも乗りに行きました。たまたま行った時間が一番短い30分の観光コースでしたが、今日は海も荒れてなくて天気もよく遊覧船に乗るのにはとてもよい日和でした。
それだけ香住を堪能して京都に帰ろう駅に向かってみると電車の連絡が大変悪く、途中の城崎で1時間も特急を待つ羽目になりました(>_<)しかしそのおかげで城崎駅付近の鮮魚屋さんで甘エビとイカを購入。ものすごく大荷物になって帰りが悲惨でしたが、今日の我が家のとても美味しい夕食のおかずになりました。両親大喜び。まあ色々ありましたが、とても楽しい旅行でした。Mちゃんお世話にました。ありがとう。