フルート上達への道

kurotam2004-07-11

今日は友達からの紹介で小ブラス?の老人ホーム慰問コンサートの手伝いに行ってきた。そこのブラスは元々大学生と社会人のアマチュアバンドで最初はもっとたくさん人数がいたらしいのだけど、みんな就職だの結婚だのでメンバーが抜け、メンバーが一桁という団体。つまりまともにブラスバンドとして機能していない。今は年2回の老人ホーム慰問コンサートの時期だけ活動しているというわけだ。で、今日その老人ホーム慰問の日でとにかく楽器の吹ける人という感じだったので行ってみた。

私は高校時代はメンバー100人を超える大所帯のブラスにいた。そんなので演奏するのに慣れている私にはまともにパートがそろっていない。譜面もいろんなパートの切り貼りというのには信じられなかった。指揮者もいないのでドラムセットで合わせていた。そんな中、楽器を持って老人ホームで演奏したのだけれど、それでもお年寄りは「いつも来てくれる人たちがまた来てくれた」という感じてとっても喜んでくれた。私は個人的にはこんな演奏で喜んでくれるのかというのを心配していたのだけれど、お年寄りは本当にみんなニコニコしていた。

老人ホームに行ったのは私が音楽療法のボランティアしていた頃以来で久しぶり。あのころは歌の指導したり、お年寄りとふれあったりしていたけれど、今日はみんなで楽器を持ち寄って演奏した。ブラバンという風に思うと不満はたくさんあるのだけれど、楽器を吹ける者が楽器を持ち寄って老人ホームで演奏しお年寄りが喜んでくれる。こんな風にニコニコされる感覚って音楽療法の時と一緒だった。あんな喜ぶお年寄りの姿を見ていると参加してよかったと心から思った。

ここのブラスのメンバーは本当にいろんな人の集まりなので高校の時に経験した上手下手で優劣つけられたり、先輩後輩関係が厳しかったりそんなんはない。みんな楽器が好きな仲間。とても親しみやすく、最初に練習場所に入ったとき「この人たちとなら仲良くなれる」と思った。

あと、今までとにかく楽器には自信がなかった私でもいきなり入ってほぼ初見でなんとかなって役に立ったということが嬉しかった。昨日も病院で吹き、今日も老人ホームで吹く。そして8月はまた発表会。どうも私のフルート漬けとまではいわなくてももうしばらく気合いを入れないと行けない日々が続く。それでもこうして場を与えられて自分が練習して上達できるというのはとても嬉しいことだ。今日会ったメンバーにアマチュアのフルートアンサンブルの団を紹介してもらった。行けそうならここにも入りたいなあと思う。個人のレッスンはこれからも続けるけど、私もこれからはいろんな場で吹いてさらに向上したい。